投稿者:三浦雄一 2009/02/25 15:39
車椅子テニス(11) ワールドチームカップ(WORD TEAM CUP)について
競技会 COMPETITION
a)名称
ITFワールドチームカップ団体選手権(男女別)を「ワールドチームカップ」を称する。
b)所有権
この競技会は国際テニス連盟(以下)「連盟」という)が所有し、管理、監督をする。
c)参加資格
IWTAとITFの加盟国であることが競技会の出場資格となる。
d)試合方法
【本戦】
男子、および女子の本戦はトーナメント方式で行い、さらに順位決定戦により全ての出場国の順位を決定する。同一会場において1週間行われる事が望ましい。クァード、およびジュニアの本戦はリーグ戦で行われる。
【予選】
前年度のワールドチームカップの成績によっては本戦にダイレクトエントリーできない。これらの国はワールドチームカップ男子チーム地域予選に出場する権利がある。
女子、クァードの地域予選はエントリーが多ければ実施する。予選を通過した国は翌年のワールドチームカップ本戦の出場権を得る。試合は、ノー・アドの3セットマッチを採用し、リーグ戦で行われる。
e)競技規則
競技会はITFテニス規則、ITF車いすテニス規則、ワールドチームカップ規約諸事情、およびITF車いすテニスハンドブックに準じておこなわれる。
出場申し込み手続きをすることで、出場国は自動的に上記の競技諸規則を遵守し遂行することに同意したとみなされる。違反行為があった場合は、第13条(「罰則」)、及び車いすテニス倫理規程により罰則が適用される。
少し難しいお話になってしまいました。日本チームとしては2003年に行われた第19回世界大会(ポーランド開催)で、アジア諸国では初優勝を成し遂げました!!
「歴史的快挙」と世界中から称されました。
この時は、私も選手達と同じクラブに所属していましたから、それは『感動』でした。
本当に震えましたよ!!
後の2007年に行われた(スエーデン大会)では日本男子チームは23年目にして初の第1シード。宿敵オランダを相手に2-0のストレートで破り、4年ぶり2回目の世界チャンピオンに輝きました。
世界の競合相手に渡り合っている。コーチ陣、選手達には素晴らしいとしか表現出来ません。
またコーチとして私自身も選手を初めコーチの方々の世界に通用する『姿勢』を学びたいと改めて感じました。
読んでいただいた皆様に少しでも「車いすテニス日本チーム」を理解して頂ければ、幸いです。
野中眞先生
野中先生は現在・眞塾 スポーツ人間化科学研究所 代表
ダンロップスポーツ メンタルトレーナー
人師百則(七)
人師・教室百景
森信三先生は学級経営のコツを次のように語った。
「教室の静けさは教師自身、満を持してなお放たないというような力を持つことによって、初めて保たれるものです。だけど、子供たち鎮かにさせようと思うこと自身が、もう心の隙なのです。心の隙のある教師が、教壇上からどんなに命令しようと、子供たちは鎮まる道理はありません。内に充実する人格があってこそ、子供たちは静かになるのです」と。そして、自分の授業の進め方、工夫を披露した。
『最初、やや微笑を含んで教室の扉を開き、静かに歩みを進めて教団に上がり、学生と正対するや否や、微笑を消してキリッと引き締まり、再び微小に転ずるのを合図に「礼!」という号令がかかります。礼は必ず学生が先で、ついで私も答礼し、右手で「さあ、どうぞ!」と着席を勧めます。一同が着席するや、私は椅子に腰掛けたまま、直ちに「瞑目静座!」という号令がかかり、静坐黙祷にはいります。やがて教室全体が静かになって、瞑想のまま出欠を取ります。』
みんな静坐することによって、ザワザワした雰囲気が払拭され、教室全体が「学ぶ」ことに統一されるのだ。
次回は人師百則(八)を紹介します。
投稿者:三浦雄一 2009/02/09 09:59
車椅子テニス(10) トーナメントの種類について CATEGORIES OF EVENTS
今回は車椅子テニスツアーの紹介をします。
ツアーの開催基準、および車いすテニスランキングシステムの基準を満たしたトーナメントに出場したプレーヤーの試合結果(シングルス、ダブルス)は個人のランキングポイントとしてITF車いすテニス国際ランキングに算入されます。
ランキングポイント対象トーナメントは以下に分類されます。
ースーパーシリーズ、および チャンピオンシップシリーズ1,2,3,4,および5
ーメインドローとセカンドドロー(シングルス、ダブルス)
ーコンソレーション(メインドローのシングルスのみ)
その他の大会 OTHER EVENTS
a)ワールドチームカップ
ワールドチームカップはITFの公式車いすテニス団体戦(男女別)である。
ワールドチームカップは年1回開催され、開催国は毎回異なる。
IWTAの加盟国であることが参加資格となる。
b)車いすテニスマスターズ
車いすテニスマスターズはツアーシーズンの終盤を飾るイベントである。
シングルスマスターズには、ランキングの高い順に男女8名づつが出場者として招待さ
れ、ダブルスマスターズでは、チームの各人がもつダブルスランキングポイントの合計
に基づき、男女ともに8チームに出場権が与えられる。
c)パラリンピック
車いすテニスは1988年パラリンピックではエキシビジョン種目であったが、1992年パ
ラリンピックからは正式種目になっている。パラリンピックのトーナメント諸規則は国際パラリンピック委員会(IPC)、及び、主催者とITFによって取り決められる。ITFとIWTAの加盟国でなければ参加資格はない。
*これだけ沢山の大会があります。選手達は自分達でツアーを回っています。
想像以上にタフです。国際大会に私も同行した経験がありますが、世界各国の選手達は障害があるという事を忘れる位です。
当然であると思いますが自律していますし、皆さん前向きでコーチである私はたくさんの事を学ばせて頂いています。
私は普段、子供達と夢や目標に向かって練習に取り組んでいます。
車いす選手達から学んだ事。『志の高さ』
私をはじめ子供達に伝え共有したいと思います。
また、努力する事の素晴らしさ『プロフェッショナル』一流になる為の考え方や精神を身に付けたいと思いました。
現役で海外・国内の大会に参加し挑戦している選手達には是非、それぞれの目標を掴んで欲しいと思います。
どこかの大会で皆様とお会い出来る事を楽しみにしています。
野中眞先生
野中先生は現在・眞塾 スポーツ人間化科学研究所 代表
ダンロップスポーツ メンタルトレーナー
人師百則(六)
人師の五則
一、 平生、己を省み、過ちを改め、心理を正し、恩義を厚くすべし。百薬も一心の安きに如かず
二、 良からぬ習慣に狎れるべからず。人生は習慣の織物と心得べし。
三、 成功は常に苦心の日に在り。敗事は多く得意の時に因ることを覚えるべし。
四、 事の前に在りては怠惰、事に当たって疎忽、事の後においては安逸、これ百事成らざる所以なり。天才も要するに勤勉のみ。
五、 不振の精神・頽廃せる生活の上には、何ものをも建設する能わず。永久の計は一年の徴にあり。
次回は人師百則の(七)を紹介します。
投稿者:三浦雄一 2008/12/08 20:14
車椅子テニス(9) 世界最高峰の指導法について
今回の写真は今年の最後の更新なので内容とは関係ないのですが、2007年のTiwan Lions Cup の情緒溢れる写真です。
今回は千葉県の柏市にある吉田記念テニス研修センター(TTC)の丸山弘道氏のご協力を頂いて世界NO1プレーヤーを育て上げ、数々の世界レベルの選手を輩出している哲学をご紹介させて頂きます。
今回の掲載にあたり丸山弘道氏には多大なご協力を頂き心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
(財)吉田記念テニス研修センター
車いすテニスプログラム
TTCエリート車いすテニスコーチ
丸山 弘道
TTC 車いすテニスプログラム
目的:生涯スポーツ
「自立と社会経済活動への参加促進」
1.「豊かな社会生活を送るための手段」をTTCという
場をもって、テニスというスポーツの果たす役割を
考えていく。
2.オープンな事業の展開を目指し、老若男女、健常
者・障害者問わず、全ての人が利用できるプログ
ラムを推進している。
TTCの活動を、
今後どのような方向に繋げていくか?
生活の中で楽しむスポーツや、競技としてのスポーツを積極的に推進し、障害者が利用しやすいスポーツ施設としての整備に取り組んでいく。
クラス別のレッスン
1)Aグループ 強化プログラム
2)Bグループ 強化プログラム
3)Cグループ 強化プログラム
4)OTCレッスン(2W・3W・4W) 普及プログラム
5)プライベートレッスン ジュニア
1)Aグループ
ITFランキング男子30位以内 女子20位以内 クアード10位以内を対象
4年計画(パラリンピック)からなる練習の取り組み
年間スケジュールをもって、効率的な練習を実施し、「フィジカル」「テクニカル」「タクティカル」「メンタル」プログラムを用いて練習をしている。
2)Bグループ
ITFランキング男子150位以内 女子50位以内 クアード25位以内を対象
Aグループを目指すために、少しでも多くの大会に挑戦し、世界を目指していく。
年間スケジュールをもって、効率的な練習を実施し、「フィジカル」「テクニカル」「タクティカル」「メンタル」プログラムを用いて練習をしている。
3)Cグループ
JWTAランキング 20〜50位相当の実力をもった選手
「JWTAマスターズに出場」を目標に年間計画を作成し、1年間タームでのクラス入れ替え戦を行っていく。できる限り海外へも挑戦し、少しでもインターナショナルの経験を踏まえながら、日本のトップを目指し、その先にある「世界」に1歩でも近づけることを目指す。
5)OTC 2Wクラス 土曜・日曜
初心者クラス。基本的には、一つでも多くのラリーが繋げられるように練習を行っていき、その中で、試合を楽しんだり、テニスを通じコミュニケーションを取りながら上達していく。
クラスの中でのレベル差も少しあるために、担当コーチは個々に対して目標を定めている。
6)OTC 3Wクラス 土曜日
初中級者クラス。基本的には、試合に出てみる、試合を楽しむ、という目標を掲げて、楽しいテニスをもう一段レベルアップさせる。
担当コーチは個々に対して目標を定め、クアード選手も2名いることから、テニスのみならず、身体と心のケアーも含め、コミュニケーションを取っている。
7)OTC 4Wクラス 日曜日
中級者クラス。基本的には、試合に出ている選手が多く、技術のみならず、戦術的要素まで、細かく見ていく。
8)プライベート 土曜日9:00〜10:00
初心者のジュニア選手。将来的に選手を目指し、現役トップ選手を手本にし、英才教育を始める。遊びの要素を取り入れながら、徐々に基本を身に付け2年後には、大会に出場できるように育成してく。
国枝 慎吾 選手
ITF世界ランキング
シングルス1位
ダブルス 2位
2007.3.24現在
国枝慎吾選手 2006年度ランキング(時系列)
※画像をクリックすると、大きく見ることができます。
07年度 出場大会(コーチ同行大会)
1.Ausオープン(オーストラリア) 1/18〜30
2.ジャパンオープン(福岡) 5/15〜20
3.ワールドチームカップ(スウェーデン) 6/11〜17
4.ブリティッシュオープン(イギリス) 7/23〜29
5.USオープン(アメリカ) 9/18〜23
6広島ピースカップ 10/17〜21
7NEC 世界マスターズ(オランダ) 11/14〜18
年間7大会
*丸山 弘道氏より提供
みなさんも驚かれたのではないでしょうか?
私自身も改めて、普及クラスから競技者クラスまでの緻密な計画を見てコーチとして驚きました。
また、競技者クラスに関しては皆さんもご承知だと思います。
国枝 慎吾選手の北京パラリンピック シングルス金メダル。
齋田 悟司選手と組んだダブルスでは銅メダル。
その結果の裏側には、こういった丸山弘道氏の努力とクラブとしてのシステマティックな計画があったのですね。
私もPROコーチとして10年この仕事を続けていますが努力が足りないと感じました。
選手達と共に今以上に前を見て精進していきます。
世界最高峰の指導に私も挑戦します!!
今回の掲載にあたり、丸山 弘道氏にインタビューを依頼しました。
『コーチとしての理念と指導法。今回の掲載した緻密な計画』の哲学について。
以前に、私のブログを通じて多くの方々に伝えたことがあります。
私は強化中心の職についております。選手とは常に崖っぷちでのコミュニケーションを行っています。
そのなかで、どんなときも選手を心から信じきるということを心掛けています。また、コーチは仕事に対する情熱も大切ですが、もっと大切なものは愛情であるということも常に感じています。
これらが土台となって、選手との計画が実行されます。
計画は、いわゆる「夢」を達成させるガイドマップです。
時には成功することもあれば、時には失敗することもあります。
失敗と感じたときはすぐに修正していくための俊敏な対応が必要です。
したがって、それぞれのコミュニケーションが大切となります。
途中であきらめる事は簡単です。
今日はだめでも、明日は大丈夫。明日がダメでも明後日になれば大丈夫。そう思いながら成功するまであきらめない根気が勝負の分かれ目です。
私は常にこのように思っています。「夢は叶えるもので、見るものではない! ゆえに、現実のものにするために、多くの犠牲を払い、人に何と言われようが信じたことを日々淡々と繰り返し、どんな困難も乗り越える勇気と希望を持ち、夢だけを叶えるためだけに集中することが大切なんだ!」と、誰かに魔法をかけられたように心の中で言い続けています。
このようなことは、誰もができる能力を持っていると思います。
それに挑戦するのか?しないのか?それは、各々の「覚悟」だと思っています。2008/12/07 丸山 弘道
野中眞先生
野中先生は現在・眞塾 スポーツ人間化科学研究所 代表
ダンロップスポーツ メンタルトレーナー
人師百則(五)
人師原則
「教育とは教育技術のことではありません。いかに生きるべきか、この人生を動まとめ上げるかと四苦八苦し、闘っている先生の真剣な姿勢が言外に子供達に伝わり、子供たちに学ぶ姿勢ができ上がるのです。だから教育とは第一義的には自分自身の求道の問題だと心すべきです」
「教育とは親と教師の生きざまそのものであり、親と教師の生きざまそのものが教育技術である」
「培其根」つまり、その根を培おうーー目に見えるところよりも、見えないところが大切なのだと元小学校校長・東井義雄先生はいう。これこそが教育の根源であり、原理原則だと言える。
次回は人師百則(六)を紹介します。
投稿者:三浦雄一 2008/12/01 13:59
車椅子テニス(8) タイランドウェルチェアーナショナルチーム親睦練習会
2007年12月/ナショナルテニススタジアムにて
毎年タイランドにジュニアの遠征で行っています。
タイランドのスタッフの方々には毎年たくさんのサポートをしてもらい感謝です。
昨年は親睦会をさせて頂く機会をムーコーチ(ナショナルコーチ)に設けてもらいました。
今回はその時のエピソードを紹介したいと思います。
タイランドのウェルチェアーチームはこの年、2008年に行われる北京オリンピックに向けての合宿中でした(2008.9終了)
ダブルスを中心に親睦試合をして頂きました。
子供達は初めての体験という事もあり緊張していましたが、タイランドの選手達のコミュニケーション力で楽しく、そして真剣にその時間を過ごしていました。
国境を越えて、言葉の理解があまり出来ない中、初めての体験をする子供達に多少の不安はありましたが、その不安もすぐさま吹き飛びました。
私も子供達も大切な事を学びました。
身体の障害があってもそれを感じさせない雰囲気。
逆に気配りをして思いやりを持てる感性。
人間力を改めて感じました。
私を初め子供達にもそういう情緒あふれる魅力的な大人になっていこうと皆が感じた出来事となりました。
素晴らしい経験をさせて頂いたタイランドナショナルチームのメンバーに感謝です。
ありがとうございました。
どんな経験をして、どんな事に気付いて徳をつむかが大切なんですね。
これからの出会いを大切に人との関わりを大切にしようと考えています。
■タイランドの概要について。
タイランドは日本と同様に米を主食とする仏教国です。
豪華な寺院。世界遺産スコータイとアユタヤ。象の国。蘭の花が咲き乱れる熱帯の自然豊かな国です。
プーケットやパタヤに代表される世界的なビーチリゾート。
エネルギッシュな水上マーケット。
発展する東南アジアの中心地バンコク。
タイは昔シャムと呼ばれ、13世紀中頃から独立と王制を維持してきました。
国土面積は日本の約1.4倍。北部の山岳地帯を除いて高原と平野が大部分を占め、中央平野は東南アジア随一の穀倉地帯となっています。
国民の約95%は仏教(上座部仏教)を信仰し、男子は一生に一度は仏門に入り修行するのが慣わしです。タイではどこへ行っても燦然と輝く寺院が目にとまり、早朝には黄衣をまとった托鉢の僧侶に出会うことができます。
次回は12月中旬に更新します。
■人師百則(四)
「人生の結果の方程式」
稲森和夫氏いわく。「人生の結果=考え方×熱意×能力」
人生や仕事や鍛錬の成果は、これらの三つの要素の掛け算によって得られるものであり、決して足し算ではない。先ず能力とは才能や知能、健康、運動神経など先天的な資質である。また熱意は事を為そうとする情熱や努力する心のことで、これは自分の意志でコントロールできる後天的な要素で、どちらも0点から100点まで点数がつけられる。そして「考え方」。これが一番大事なもので、この考え方次第で結果は決まってしまうと言っても過言ではない。つまり心の在り方生きる姿勢、哲学、理念や思想などであり、プラス100点からマイナス100点までと幅が広い。したがって、能力と熱意に恵まれながらも考え方の方向が間違っていると、それだけでネガティブな成果を招いてしまうことになる。考え方がマイナスなら掛け算をすればマイナスにしかならないからだ。
「プラス思考」とは、常に前向きで建設的である感謝の心を持ち、皆と一緒に歩もうという協調性を有す。明るく肯定的である。善意に満ち、思いやりと優しい心を持つ。努力を惜しまぬ。足るを知り、利己的でなく、強欲でない「良い心」のことだ。
野中眞先生の人師百則(四)から引用
野中先生は現在・眞塾スポーツ人間化科学研究所代表で、ダンロップスポーツのメンタルトレーナーをでもあります。
次回は人師百則(五)を紹介します。
投稿者:三浦雄一 2008/10/24 13:54
車椅子テニス(7) 佐藤和幸さんとの出会いについて
写真はTBCラジオ収録後の写真です。
右下から佐藤和幸さん。ナスパテニススクールの水島さん。竹中さん。
左の上から布台コーチ。ジュニアアカデミーサブヘッドコーチの洞口コーチ。アナウンサーの猪井さんです。
当日は雨の中、たくさんの方の協力でナスパテニススクールの紹介と車椅子テニスの紹介をTBC様に紹介して頂きました。
ありがとうございました。
さて今回ご紹介させて頂くのは佐藤和幸さんです。
佐藤さんとテニス初めてお会いしたのは2005年の5月でした。
佐藤さんは仕事での受傷という事でしたが、初めてお会いした時から非常に前向きな方でした。
テニスクラブから自宅までの距離は高速道路を利用して約一時間と大変な状況ですが、佐藤さんに「大丈夫ですか?通えますか?」とお尋ねした時にも何食わぬ顔で「大丈夫です!」と一言で私の不安を一蹴してくれました。
テニス経験は当時3ヶ月程度で初心者でしたが、みるみるうちに上達していきました。
2006年には初めての大会にも挑戦して、初勝利とはいきませんでしたが、
努力して頑張っていたので、そのプロセスは誰に認められる事もないかも知れませんが、私は佐藤さんとの頑張りに感動しました。
試合も応援しに行きましたが、佐藤さんより私のほうが緊張していました。
現在は佐藤さんの生活環境も変わり2ヶ月に1.2回程度しかお会い出来ませんが、楽しみにしています。
先日久しぶりに佐藤さんとお話しをした時に、佐藤さんにテニスって何で楽しいんでしょうね?聞いた時に、「人との出会いやつながりが以前より広がりました。以前と比べて身体も動くようになりましたし、生活にはりが出ました。」とお話しして頂きました。
私にとって最高の言葉でした。
スポーツの楽しみかたを改めて教えて頂きました。
また大切な事は、それぞれが『夢や目標』を持つことだと知りました。
佐藤さんに感謝です。ありがとうございます。
たくさんの人と出会った時にテニスを通して夢や目標を共有し、そのサポートが出来れば本望と思います。
野中眞先生
野中先生は現在・眞塾 スポーツ人間化科学研究所 代表
ダンロップスポーツ メンタルトレーナー
人師百則(三)
いい人あたり前
教師は一個の職業人である。「聖職」というひともいるが、その名に隠れて精神主義に偏っていく態度には賛成できない。心さえあればいい、熱意さえあればいいというわけではない。熱心、結構。いい人あたり前。悪い人だったら、たまったものではない。なのに、教師の世界というのは、いろいろな職業と比べても、「いい人」ということがかなり幅をきかせているようだ。他の社会では、仕事の能力と切り離して「いい人」をここまで尊重しないのではなかろうか。いい人であっても、やはり業績を上げて、仕事をちゃんとやれる人でなえ。子供に一人で生きていける力をつけること、そのための技術を持っていることだろう。それを忘れた「いい人」では教師としてちょっと困る。

